立体動画ファイルの編集／動画の回転 AVI編

立体動画ファイルの編集 AVI編

元の記事は立体動画ファイルの編集 AVI編です。不具合の指摘、質問、コメント等はそちらにお願いします（簡単な不具合しか私には直せないと思いますが）。

2台のカメラで撮影した動画ファイルから平行法／交差法の動画ファイルを作成するプログラムを書いてみた。今さらながらVideo for Windowsを使う。
Video for Windowsについてを参考にした。特に動画を圧縮するルーチンと、ストリームをコピーするルーチンはそこにあるサンプルほぼそのまま。

動作条件は元の動画ファイルが8bppまたは16bppまたは24bppであること。
ではあるがFinePix40iのファイル（16bpp）を念頭に置いて書いたので他にもいろいろ条件があるかも。Caplio GXのファイル（24bpp）を回転してみたら（mrotate）音声が出なくなった。オーディオストリームがあることは認識しててコピーのルーチンも正常に終了するのだが。。

mstereo

2つの動画を90度回転しつつくっつける。オーディオストリームは左の動画（1番目の引数）のがコピーされます。
37l.avi、37r.aviがそれぞれ左、右の動画だとすると

  mstereo 037l.avi 037r.avi 037.avi

で037.aviというファイルが出来上がる（交差法のファイルを作る場合は左右の動画ファイルを入れ替えればいい）。回転方向を反時計回りにする場合

  mstereo - 037l.avi 037r.avi 037.avi

とする。

mcomp

mstereoで作られたAVIファイルは動画が圧縮されていないので圧縮する。

  mcomp 037.avi 037c.avi

で037c.aviという圧縮された動画ができる。エンコーダーを選択するダイアログボックスが表示されるが、ものによってはうまく変換できないこともある。サンプルではMicrosoft MPEG-4 Video Codec V2を使っている。

動画の回転 AVI編

mrotate

mstereoの機能のうち動画を回転する部分だけ取り出したもの。

  mrotate test.avi test_.avi

でtest.aviが時計回りに90度回転されたtest_.aviが作られる。反時計回りに回転する場合は

  mrotate - test.avi test_.avi

とする。

その他

mmerge

2つの動画ファイルをくっつける。mrotate+mmerge=mstereoである。

  mmerge test1.avi test2.avi testm.avi

ファイルたち