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USB接続シャッター速度テスターの製作

作った回路の写真
トランジスタ技術2008年8月号付録の78K0 USBマイコン基板が 出てきたのでそれを使ってUSB接続シャッター速度テスターを作ってみた (blog記事参照)。 受光には赤外線リモコンの受光モジュールを使う。

回路

作った回路の写真
受信部は赤外線リモコン受光モジュールの出力をマイコンの適当な ポートにつないでいるだけ(あと光を受けているかすぐわかるように つけたLEDのつなぎ方がちょっと何だが、これはそこらにころがっていた 7セグメントLEDがカソードコモンだったため)。
発光部はリモコンの変調周波数に合わせて38kHzくらいで点滅させている。

プログラム

マイコンのプログラム

純正の統合開発環境PM+ V6.30上でC言語で書く。プログラムはFlashROM に書き込むようにしてもよかったが、どうせ使用時はUSBで端末(パソコン) に接続されているので毎回接続時にRAMに読み込むようにした。 いずれかの検出器で光が検出されるとTM00を使って0.1ms間隔の 割り込みが発生するようになり、両方の検出器がON⇒OFFとなるか 3秒経つと計測終了。
コンパイルにはトラ技付録CD-ROMに入っている"trgbios.h"、"RamStart.asm"、 "RAMAPP.dr"が必要。
Cプログラム mspeedk.c
HEXファイル mspeedk.hex

パソコン側のプログラム

トラ技の記事の「Appendix : Windows側の通信プログラムを自作する(p119)」 のリストBのプログラムを適当に書き換えて作った。
 $> mspeed #
で起動(#はCOMポートの番号・省略すると5(←私の環境では COM5だったので))。 q,Q,e,E,x,Xのキーを押すと終了、それ以外だと測定スタート。 検出器1でのシャッター開時間、検出器2でのシャッター開時間、 検出器1から2まで先幕が走る時間、検出器1から2まで後幕が走る時間 を0.1ms単位で表示する。実行ファイルmspeed.exeと同じディレクトリに mspeedk.hexを置いておく必要がある。
Cプログラム mspeed.c
実行ファイル mspeed.exe


2009.10